結婚式のエンドロールを自作する時の要所
自分たちの手で結婚式のエンドロールを制作することで感謝の気持ちを多くの人に伝えることができます。これの前に両親に対する手紙を読み、感動に包まれている状況であることを想定してエンドロールに関しても自作することが求められます。そもそもエンドロールは今日参列してくれたゲストや結婚式の準備に尽力してくれたスタッフなどを対象にしたものであり、労いの言葉なども必要です。これらの大事な要所を押さえておくことでより感動的に、そして新郎新婦それぞれの本心を多くの人に知ってもらうことができます。
構成的に最初に新郎新婦から全体へのメッセージを載せます。その後に新郎のゲストの紹介、新婦のゲストの紹介を流して最後に新郎新婦それぞれの家族の紹介を行います。参列者の規模にもよりますが、できるだけ全員にコメントをするような形にするのが理想的です。そうすることで参列した人が心から2人の門出を祝ってくれます。ご祝儀という形でいくらかのお金をもらっている以上、それなりの誠意を見せないといけません。そうした意味でも1人でも多くコメントをつけて紹介をしていく方が将来的にはプラスです。
気をつけておきたいのはBGMについてです。音楽には著作権があり、ちゃんとした手続きを踏まないといけません。式場によってはしっかりと申告してもらうようにお願いするケースもありますが、著作権フリーの音源を使うのもおすすめです。誰もが知る有名な曲の方が当然ながら感動的になりやすいですが、著作権フリーのものにもそうしたものは多く、知らない曲だからこそエンドロールの内容を邪魔しない、引き立て役に専念してくれることが言えます。思い出の曲を使いたいなど、その曲をかける理由が明確でない限りは著作権フリーの中で探すのが一番です。
新郎新婦の共通の友人や家族の場合には新郎新婦それぞれがコメントを残すことで結びつきを強くさせます。たまにあるのが、共通の友人のはずなのになぜか片方からしかコメントがなくてモヤモヤしたという意見です。2人からコメントをもらいモヤモヤすることはまずありません。しかも共通の知人はかなり限られており、負担が増すことも考えにくいです。共通の知人や友人、家族はそれだけ結びつきが強く自分たちの触れられて欲しくない過去なども知っています。だからこそ、礼を尽くすことが必要であり面倒臭がってはいけません。
あとはエンドロールを作る際に編集ソフトにお金をかける、エンドロールだけでなく他の映像も作る、他の映像を作る際は統一感を持たせ1つのテーマの中で完成させるなどやるべき事はたくさんあります。最も大事なのは、会場との打ち合わせです。映像が流れなければ全てが水の泡です。どのようにして流すのか、本当に流れるのかを検証することが必要です。そうなると結婚式の少し前には完成させて会場で流し手直しできるほどの余裕が必要になります。自作する場合、少し早めに作り始めることをおすすめします。